さくらVPSの1Gプランのインスタンスをウェブサーバやストレージとして動かしているが,いくつか不満なところがある.

  • ストレージが自宅とVPSでバラバラ
  • どうせ自宅でPCつけっぱなし

そこで,自宅にサーバを置くことにした. 条件はありきたりだが,こんな感じ.

  • PCIスロットあり
  • PCIeは特に使わないが,あったらよい
  • 静音(ファンレス,スピンレス)
  • 安い(全部で上限4万)
  • 省電力
  • SATA2つ以上

ちょっと調べてみて,DN2820FYKH(15,000円)というNUC(Next Unit of Computing)を使おうと思った. NUC本体に加えて,メモリとストレージだけ買ってくれば完成するので簡単だし, 値段,静音性,消費電力の条件を満たしている. 注意点は, メモリには1.35Vの省電力メモリ(DDR3L 1333/1600)を使うこと, 最大メモリ容量は8GBであること, ドライブは2.5インチであることくらい. あと,SATAのスロットは1つだけで,PCIeはひとつもないので拡張は全く出来ない.

よく考えてみると拡張出来ないのは痛いから,多少高くつくが部品ごとバラバラに買うことにした. CentOS x86_64 サーバー構築・運用 - System House ACT 公式ブログ静音化:SST-ML05Bケースに、玄人志向のACアダプタKRPW-AC120Wを載せる | Atom Fusion に同じマザーボードを使って構成した人がいるので参考にした. GA-J1900N-D3Vは少し古くてSATA 3.0がなくメモリの周波数もちょっと気になるが,PCIスロットがありNICが2つありということで,妥協した. 実際に動かしてみると,HDDのシーク音がうるさいのが気になった. 他のHDDと比べてもうるさいので,選択を間違ったかハズレを引いたんだろう.

  • マザーボード GA-J1900N-D3V
    • 13,000円
    • Mini ITX
    • ATX電源
    • PCIスロットあり
    • Mini PCI Expressスロットあり(PCIe 2.0相当)
    • Celeron Quad-Core J1900(Bay Trail-D,2.0GHz,4コア,TDP 10W)
    • DDR3/DDR3L-1333(PC3-10600) 2ソケット(最大8GB,1.5Vでも1.35Vでもどちらでもok(ここは日本語,英語マニュアル間で差があるもよう))
    • SATA 2.0(3Gbps)が2本
    • SATA 3.0(6Gbps)はなし
    • GbEが2つ
  • ケース SST-ML05B
    • 6,000円
    • Mini ITX
    • 2.0インチドライブを4台
    • 3.5インチドライブ,2.5インチドライブ,120mmファンのどれかとして使える汎用的なシャドウベイを1台
    • SFX電源
    • ケースには8センチファンが2個つけられる
  • 電源 KRPW-AC120W(KRPW-TX300W/90+)
    • 6,700円
    • ATXとSFXに対応
  • メモリ ADDS1600W4G11-R [SODIMM DDR3L PC3L-12800 4GB]
    • 3,500円
    • 4GB
    • 1.35V
  • ディスク WD20EZRX
    • 8,000円
    • 3.5インチ