OpenStack DevStack をコンテナで起動する

https://github.com/bobuhiro11/containerized-devstack の紹介。 OpenStackには1コマンドで開発向けにall-in-one環境を作る便利なツール 1 があるが、 それはVMや実機を想定環境としている。 もしその環境をコンテナの中で作ることができれば、再セットアップなどが容易になり嬉しい。 もちろん過去に似たような取り組み 2 3 4は何度かなされているが、今となってはメンテナンスされていないので、 自分で作ろうと思い立った。何番煎じだろうが気にしないことにする。 使い方 docker-compose up -d コマンドによって1発でall-in-one環境が出来上がる。 devstackの初期化に30分程度かかるので注意。 TODO 現状では master ブランチの Nova、Glance、Keystone が動く。Neutronも動かしたかったが、Open vSwitchやLinuxBridgeをコンテナの中で動作させることができずスキップとした。Open vSwitch のドキュメント 5 によると、カーネルサポートがなくても動かせるようなので、この辺りはTODOとする。 マルチノードにも対応したい。ノード間のスケジューリングやマイグレーション時の挙動確認のために使いたい。 https://docs.openstack.org/devstack/latest/ ↩︎ https://github.com/janmattfeld/DockStack ↩︎ https://github.com/bodenr/docker-devstack ↩︎ https://github.com/ewindisch/dockenstack ↩︎ https://docs.openvswitch.org/en/latest/intro/install/userspace/ ↩︎

March 31, 2021

VMware徹底入門 読書メモ

雑多なメモ vSpehre環境のインターフェイス GUI:vSphere Client、vSphere Web Client CLI:vSphere CLI、VMware vSphere Power CLI DCUI(Direct Console User Interface):ESXiのコンソール 仮想ディスクは .vmdk という単一のファイルとして作成され、データストアに格納される。 VLAN VST 構成の場合、ポートグループ = VLAN の構成が一般的で推奨されている。 vSphere DRSは、ESXi間の負荷を平準化する目的で、vMotionを自動的に実行すること。 vMotionはいわゆるライブマイグレーションのこと。 Cross vSwitch vMotion:仮想スイッチが異なっているホスト間 Cross vCenter vMotion:vCenterが異なっているホスト間 Long Distance vMotion:最大150msのネットワーク遅延を許容 テンプレートやクローンによって仮想マシンを複製する際、ホスト名・IPアドレス・ライセンス情報などユニークな設定項目については「カスタマイズ仕様」として扱える vSphere 5.5移行ではESXiホスト上でパケットキャプチャやトレースを行うためのCLI pktcap-uw が追加された。物理NIC、仮想ポート、仮想スイッチ、仮想分散スイッチのパケットをキャプチャできる 仮想マシンを構成するファイル VMXファイル:詳細な構成情報・ハードウェア情報 VSWPファイル:仮想マシンのスワップアウト先 VMDKファイル(-flat.VMDKファイル):仮想ディスクの内容が保存される VMSDファイル:スナップショットとメタデータ vCenter配下のESXiホストをロックダウンモードに設定すると、直接ログインできなくなる ESXiホストはデータセンター内に配置される VMDKの格納 VMFS:複数のESXiホストからアクセス可能なクラスタファイルシステムでFC、iSCSI上に作成される Lazy Zeroed(シックプロビジョニング):VMDK作成時に領域を確保。ゼロ初期化なし。 Eager Zeroed(シックプロビジョニング):VMDK作成時に領域を確保。ゼロ初期化あり。 シンプロビジョニング:必要時に領域を拡張する。 NFS シンプロビジョニング:NFSサーバ側で管理するため。 VLANの扱い EST(External Switch Tagging) ESXiホストの物理NIC をポートVLAN(アクセスポート)として扱う 標準仮想スイッチ(VLAN IDの指定):0または空白 分散仮想スイッチ(VLANタイプの指定):なし VST(Virtual Switch Tagging) 物理スイッチでタグVLANを設定して、仮想スイッチのポートグループにVLANを割り振る 標準仮想スイッチ:1~4094 分散仮想スイッチ:VLANを選択してIDを入力 VGT(Virtual Guest Tagging) 物理スイッチでタグVLANを設定する、VLANタグがついたまま仮想マシンにフレームを転送する 標準仮想スイッチ:4095 または ALL 分散仮想スイッチ:VLANトランクを選択して、範囲を入力 参考 VMware徹底入門 第4版

October 15, 2020

Macbook Air(13-inch, Mid2012)にdebian 8.0 jessieをインストール

Macbook Air(13-inch, Mid2012)にdebian 8.0 jessieをインストールするメモ. SDカードにインストール まず,インストール対象のSDカード以外に適当なメディア(/dev/diskX )を用意し, /dev/diskXにdebian 8.0 jessieのLive install imageを焼く. 焼けたら,commandキーを押しながら再起動して,/dev/diskXからdebianを起動する. $ diskutil unmount /dev/diskX $ dd if=debian-live-8.3.0-amd64-lxde-desktop.iso of=/dev/diskX 次に,SDカード(/dev/diskY)に2つのパーティションを作る. パーティション方式はGUIDパーティションテーブル(GPT)を使う. 1つ目のパーティションをFAT32,2つ目のパーティションをext4等でフォーマットする. $ diskutil list (略) /dev/diskY #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *7.8 GB diskY 1: Microsoft Basic Data EFI 1.0 GB diskYs1 2: Microsoft Basic Data 6.7 GB diskYs2 フォーマットが終わり次第,1つめのパーティション(diskYs1)に,UEFIブートマネージャのrEFIndをインストールする. $ mount -t msdoc /dev/diskYs1 /Volumes/EFI $ ./refind-install --ownhfs /Volumes/EFI --alldrivers $ cp /Volumes/EFI/System/Library/CoreServices/refind_x64.efi \ /Volumes/EFI/System/Library/CoreServices/boot....

March 15, 2016

省エネサーバを作ってみた

さくらVPSの1Gプランのインスタンスをウェブサーバやストレージとして動かしているが,いくつか不満なところがある. ストレージが自宅とVPSでバラバラ どうせ自宅でPCつけっぱなし そこで,自宅にサーバを置くことにした. 条件はありきたりだが,こんな感じ. PCIスロットあり PCIeは特に使わないが,あったらよい 静音(ファンレス,スピンレス) 安い(全部で上限4万) 省電力 SATA2つ以上 ちょっと調べてみて,DN2820FYKH(15,000円)というNUC(Next Unit of Computing)を使おうと思った. NUC本体に加えて,メモリとストレージだけ買ってくれば完成するので簡単だし, 値段,静音性,消費電力の条件を満たしている. 注意点は, メモリには1.35Vの省電力メモリ(DDR3L 1333/1600)を使うこと, 最大メモリ容量は8GBであること, ドライブは2.5インチであることくらい. あと,SATAのスロットは1つだけで,PCIeはひとつもないので拡張は全く出来ない. よく考えてみると拡張出来ないのは痛いから,多少高くつくが部品ごとバラバラに買うことにした. CentOS x86_64 サーバー構築・運用 - System House ACT 公式ブログや 静音化:SST-ML05Bケースに、玄人志向のACアダプタKRPW-AC120Wを載せる | Atom Fusion に同じマザーボードを使って構成した人がいるので参考にした. GA-J1900N-D3Vは少し古くてSATA 3.0がなくメモリの周波数もちょっと気になるが,PCIスロットがありNICが2つありということで,妥協した. 実際に動かしてみると,HDDのシーク音がうるさいのが気になった. 他のHDDと比べてもうるさいので,選択を間違ったかハズレを引いたんだろう. マザーボード GA-J1900N-D3V 13,000円 Mini ITX ATX電源 PCIスロットあり Mini PCI Expressスロットあり(PCIe 2.0相当) Celeron Quad-Core J1900(Bay Trail-D,2.0GHz,4コア,TDP 10W) DDR3/DDR3L-1333(PC3-10600) 2ソケット(最大8GB,1.5Vでも1.35Vでもどちらでもok(ここは日本語,英語マニュアル間で差があるもよう)) SATA 2.0(3Gbps)が2本 SATA 3.0(6Gbps)はなし GbEが2つ ケース SST-ML05B 6,000円 Mini ITX 2.0インチドライブを4台 3....

July 20, 2015