数年前に買って積んでいた本だが読んでみるとなかなか刺さる内容だった。 生産性が高いというのは人よりも素早くタスクをこなせるとか大量にこなせるとかそういうことではない。 時間(だけじゃなくいろんなもの)は有限なので解くべき問題の見極めが重要になる。 限界まで働くとか、労働時間で勝負するようでは生産性の高い人にはなれない。 イシューの度合いと解の質が両立するコアな問題に取り組むことが大事になる。 この部分でベテランだったり、同僚だったりの知識も活用できる。 イシューを見極めたら、イシューの分割、仮説とストーリーラインの設定、検証を繰り返す。
ここで大事なのが、
- 仮説段階であってもストーリーライン(背景から結論までの一貫した話の流れ)まで考え抜くこと。早まって検証に移らない。検証・実験によるデータを待つのではなく、それより前に仮説をベースにした自分なりの考えを結論まで考え抜く。もちろんここでは間違っていて良い。
- 継続して言語化を怠らないこと。
その準備ができてから検証や実験に移る。 そしてその結果を次のサイクルの仮説やストーリーラインの設定に反映する。 このサイクルを高速に回す。
言語化について。 主語や動詞を明記して曖昧さをなくす。 Why ではなく Where/What/How のいずれかの形でイシューを設定する。 答えを出す、という前提で設定するとこれらの表現になることが多い。
成果物の設定について。 論文やプレゼンテーションを成果とする場合、その絵コンテはデータが揃い切る前に大胆に描く。 ここでもデータに先行して進めておくことが大事。 大胆に描くことで、検証方法・実験方法の制約を受けずに済む。 インパクトある結果は、新しい実験方法の提案とともに出てくることも多い。 一つのグラフは一つのことを説明するようにする。 これは文書構造でも同じだろう。 聴衆はデルブリュックの教えに則って仮定する。
無意識のうちにここで書かれたことを正反対のことをやってしまい遠回りしていることが多い。 深みにハマりそうなら早くに抜け出したいし、これらが当たり前の進め方として自分の中で消化できれば良いなと思う。 おしまい。