MininetでSRv6 L3VPNを動かす
Mininet 1 の中でSRv6 L3VPNを動かす実験をやってみた。 スクリプトはこちら。 ひとまず図のような小さな構成で動かすことができたのでここで紹介したい。 2台のルータ(r1とr2)がSRv6によるEncap/Decapを担当しており、 r1-r2間でL3VPNに関する情報をeBGPで交換する。 r1とr2はそれぞれ2つのVRF(vrf10とvrf20)を持っており、 VRFごとにテナントが分けられている(Tenant10とTenant20)。 もちろんテナントごとにL3の疎通性はなくIPレンジの重複は許されているので、 ここでは同じPrefixを割り当てている。 r1とr2ではBGPデーモンとしてFRRを使っている。設定の一部を抜粋するとこんな感じ。 FRRの設定ファイル(frr.conf)全体についてはmininetlab 2 に記載している。 FRR本体のテストコード 3 が非常に簡潔で綺麗にまとまっているので、それを参考にした。 FRRではSRv6 L3VPNの開発は活発に行われているので、できれば新しいバージョンをおすすめする。 ここではFRR 8.5を使った。 mininet> r1 vtysh -c "show running-config" # 一部抜粋 router bgp 65001 bgp router-id 203.0.113.1 bgp default ipv4-vpn bgp default ipv6-unicast bgp bestpath as-path multipath-relax no bgp network import-check neighbor r1-eth0 interface remote-as external ! segment-routing srv6 locator default exit exit ! router bgp 65001 vrf vrf10 bgp router-id 203....